高齢者の疲労骨折

 通常の骨折は、大きな力が働き起こるものですが、

疲労骨折は、スポーツなどで特定の骨に繰り返し負荷がかかることにより骨折することです。

よって10~30代に多い骨折です。

 

症例  70代 女性 

日頃から介護をしており、右前腕部(肘から下の腕)を負傷。

後日、被介護者のズボンを履かす時に力を入れた際、さらに痛みが悪化。

 

[症状]

安静時痛があり、手首を動かすと痛みが増強。

前腕部小指側の腫れ、押さえた時の痛みは著名でした。

 

問診だけでは筋肉の痛みかなと思いましたが、

痛みが悪化したのと、触診での痛みが異常でしたので、超音波画像観察装置(エコー)を行いました。

患部は、白く真っ直ぐ観察できるところが曲がっていたため、

病院を紹介して、確定診断してもらうことにしました。

結果は、疲労骨折ということでした。

 

今回、超音波画像観察装置(エコー)が非常に活躍した症例でした。

比較的、スポーツなどで起こる、若者に多いとされている疲労骨折ですが、

介護などで繰り返される動作でも起こりうるものであり、

介護者の高齢化で、骨密度の低下も考慮に入れなければいけないと、

考えさせられる症例でした。

 


一覧ページに戻る